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投資が面白くなり、これからどうしようか悩む日々

現金派かキャッシュレス派か

いつの間にか、キャッシュレスを利用することが増えて、ほんとうに現金を使わなくなりました。財布の中に、小銭が無いことも多くなってきました。先日は、毎月初めに行く神社で、お賽銭が無いのに気づき、わざわざ自販機で缶コーヒーを買って小銭を作るというおバカな事態になりました。
 
ちなみに、私自身のキャッシュレスアイテムは、クレジットカードが2枚、デビットカードが1枚、Suicaが1枚、QRコード決済が3つ(Paypay、メルペイ、LINEpay)となっています。私の奥さんは、クレジットカードが1枚、デビットカードが1枚、Suicaが1枚、QRコード決済が1つ(Paypay)となっています。

現在どれくらいキャッシュレスが普及しているのでしょうか。少し調べてみました。

1.日本のキャッシュレス決済

日本国内での普及率は、経済産業省によりますと、2021年のキャッシュレス普及率は、32.5%とのことです。

経済産業省ホームページ)
 
緩やかではありますが、普及率は上昇傾向にあります。それでは、キャッシュレス決済の内訳を見てみましょう。
 

経済産業省ホームページ)
 
キャッシュレス決済のうち、クレジットカード決済が全体の約85%くらいで断トツです。その他のものと比べると歴史が違いますから、これから先どう比率が変わっていくんでしょう。
 
また別の統計調査で、インフキュリオン社が、16歳から69歳の男女20,000人へのアンケートベースで調査したものがありました。とても興味深い内容が色々ありますので、ご興味があれば、下記URLをご参照ください。

個々のサービス別で見ると、グラフの左側から、クレジットカードの「楽天カード」、QRコード決済の「Paypay」、そして交通系ICカード 以上3つの強さが見て取れます。
 

2.「現金派」か「キャッシュレス派」か

インフキュリオン社アンケートには、自分が「現金派」か「キャッシュレス派」かを質問した結果もありました。質問の内容は、「過去一年間を振り返って、さまざまな場面で、利用した回数が最も多い決済手段をお答えください。」というものです。
先述の経産省の「普及率」は、全体の消費金額に占める割合でしたが、こちらは、「回数ベース」での質問になっています。

この結果では、「キャッシュレス派」が、61% となっています。10代は、まだ経済的に自立していないため、「現金派」が多いのは仕方ありません。キャッシュレス派については、経産省の示す金額ベースでの普及率 32.5% とかなり差があります。やはり、高額の取引では、まだ現金(銀行振込を含む)が多いということですね。
納得の結果です。
 

3.海外での普及率

日本以外の状況はどうなんでしょうか。主要な国のキャッシュレス普及率は、このような感じになっています。

経済産業省ホームページ)
ただ、韓国ではクレジットカード利用が多く、中国ではスマホQRコード決済が主流、スウェーデンデビットカードが普及しているなど、各国実情はいろいろと違うようです。
たとえば、オーストラリアは、接触のタッチ決済の普及率が世界一だそうです。最近は、日本でもタッチ決済が増えてきましたが、私も「デビットカードのタッチ決済」が便利だと感じています。クレジットカードのように読取機械に差し込む必要もなく、PINナンバーの打ち込みも不要で、ただかざすだけ、「ピッ」で完了です。
もうひとつ、ドイツの普及率の低さが気になります。
ドイツ在住の日本人のブログを幾つか拝見したのですが、実際、ドイツはキャッシュレス後進国で、日本と同じで現金主義文化が根強い国なんだそうです。ドイツ人は、現金の持つ「匿名性」と「自由」への評価が高いらしく、データとして履歴が残るキャッシュレス決済を嫌がるみたいです。その背景には、戦時中の政府の監視などがあるらしいのですが、今の時代、ここまでの差があることは、とても興味深いです。
 
総じて、海外の普及率を見てみると、2021年の日本の普及率32.5%は、まだまだ低いと言えるでしょう。
経産省によると、大阪万博を目途にして、2025年6月までに普及率40%を目標とし、さらに将来的には世界最高水準の80%を目指すとしています。
 

4.我が家の決済方法

さいごに、我が家の利用状況を振り返ってみましょう。まず、お給料は銀行振込で入金されます。
各種支払い関係は以下のとおり。
①毎月発生するもの
・食料、生活雑貨等の日用品:デビットカード
・外食での支払:デビットカード
・通信費(携帯電話、ネット回線):クレジットカード
・光熱費(電気・ガス・水道):クレジットカード
・サブスク(日経新聞Web版、カーシェア、NHKAmazonプライムDAZN):クレジットカード
・通販:クレジットカード
・家賃:現金(銀行振込)
・生命保険料:現金(銀行引落とし)
・子供への仕送り:現金(銀行振込)
・家計から私へのお小遣い:現金◆または銀行振込
・クレジットカード決済:現金(銀行引落とし)
 
②私のお小遣いとヘソクリ口座
Suicaチャージ:現金◆
・個人参加フットサル:現金◆
・神社お賽銭:現金◆
・コンビニドラッグストア買物:コード決済
マクドナルドモバイル:コード決済
・積立投資信託:銀行内移動
・株式売買や配当金:銀行内移動
 
③最近の臨時支払い
・子供の大学授業料:現金(銀行振込)
・神社お札:現金◆
・新幹線予約:クレジットカード
・帰省時のおみやげ:デビットカード
・実家の解体工事代金:現金(銀行振込)
・実家の法事費用:現金(銀行振込)
・香典返し通販手配:クレジットカード
・寄付金:現金(銀行振込)
・病院治療費:現金◆
・美術館入場券:現金◆
 
こうしてまとめて見ると、銀行振込や銀行内移動も、パソコンやスマホを使ったネット上での数字の移動だけですので、本当の貨幣や紙幣での「現金(◆印)」支払いは、本当に少ないですね。いつの間にやら、我が家はガッツリ『キャッシュレス派』です。日常生活で現金を使用しなくなってきています。最近では、キャッシュが不要になり、奥さんがATMに行くのが面倒なので、私のお小遣いでさへ給与口座から私のヘソクリ口座へ銀行振込することが増えてきました。
その上、クレジットカードとデビットカードには、0.5%~1.0%のキャッシュバックやポイント付与があるので、現金払いより断然お得です。もう現金であるメリットが見あたりません。
他のご家庭ではどうなんでしょうか。
 
今後の日本、お金は、
どのように変わっていくのか。
とても楽しみです。