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投資が面白くなり、これからどうしようか悩む日々

実録!ヤバい不動産投資勧誘電話の話

これは、私が経験した不動産投資の勧誘電話の中でも、相当ヤバい奴のお話です。



職場には、頻繁に、さまざまな営業電話が掛かってきます。その中でも、管理職をターゲットとした不動産投資の営業電話は、一度、繋がってしまうと、話も長くなり、とにかく執拗で、断るのが面倒臭いんです。

 

その日も、職場の女性スタッフから、電話取り継ぎの声掛けがありました。

女性ス:「○○所長、ABC(仮名)の山田様(仮名)からお電話です。」

私:「ABC?・・・」

現状で取引のある会社名ではないので、きっと売り込み電話であることは察しました。会社の固定電話には、ナンバーディスプレーが付いているのですが、いまどき珍しく「非通知」と表示されています。かなり怪しいのは確かです。

私:「はい。お電話代わりました。」

山田:「ABCの山田と申しますが、所長様でいらっしゃいますかぁ?」

私:「あ、はい。どのようなご用件でしょうか?」

山田:「管理職の皆様を対象にした、ライフプランのご紹介でして、、、従業員のみなさまの福利厚生施設にもご利用できるマンション経営のご案内で、お電話差し上げましたぁ。まず、先に、お名前を伺ってよろしいでしょうかぁ?」

私は、この時点で、いつもの不動産投資関連の営業電話だとウンザリしていました。

私:「あのぉ、すみません。そのような内容には、興味がございませんので、結構です。失礼します。」

と、私が、早々に電話を切ろうとすると、

山田:「ちょ、ちょっと待ってくださいよぉ。とても良いお話なので、ぜひ・・」

と、山田は電話を引き伸ばそうとします。

私:「いや。まったく興味がないので、必要ありません。失礼します。」

ガチャ!

私は、話の途中で、いわゆるガチャ切りしました。

すると、なんと!?ものの数秒後、また会社の電話が鳴りはじめました。

女性スタッフが、また電話応対して、

女性ス:「○○所長。また、ABCの山田って人からなんですが。。。」

当然、その女性スタッフも困惑気味です。この時点で、私自身も鳥肌ものです。これは相当ヤバい奴だな、と確信しました。私も身構えて、強めの口調になっていたと思います。

私:「もしもし!何でしょうか?」

山田:「どうして突然切るんですかぁ?まだ、お話が済んでないじゃないですかぁ。」

私:「いや。まったくお話に興味がないので、必要ありません。」

山田:「まだ、ちゃんとお話しもしていないのに、なぜ興味がないって判るんですかぁ?詳しい話を聞かないと、判らないですよねぇ?」

私:「必要ありません。失礼します。」

ガチャ!

2度目のガチャ切りです。

すると、当たり前のように、数秒後、また掛かってきます。電話機の表示は「非通知」です。

さすがに、女性スタッフを制して、私自身で受話器を取りました。

私:「何度も何度も、必要ないと言ってるじゃない。もう電話を掛けてこないでください。」

山田:「どうして、ガチャ切りするんですが?僕が何か悪いことをしましたか?話もろくに聞かないで、電話を切るなんて、会社として、おかしいじゃないですかぁ?」

ABC山田をヤバい奴とも知らず、逆ギレさせてしまったようです。私も冷静さを欠いていました。

私:「もう掛けてこないでください。失礼します。」

ガチャ!

数秒後、また電話がなり始めます。

 

その日は、こんなやり取りが5回ほど続きました。もうオカルト映画のようです。これでは、仕事になりませんし、かなり気味悪くなり、女性スタッフにお願いして、一旦、私は外出したと居留守を使い、その日は、もう電話は掛かってきませんでした。

 

翌日も、また、ABC山田から、かかってきたそうですが、女性スタッフが気を利かせて、出張中だと応えてくれたそうなんですが、

山田:「所長さんは、いつ出張からお帰りですか?」

と聞いてきたそうです。女性スタッフは、よく判りませんと答えたそうです。そんな電話が翌日も掛かってきたそうで、さすがに、その話を聞いて、居留守は通用しない、と観念しました。

 

そこで、よくよく考えた挙句、「管理職本人に繋がない」対処法を実践しました。

 

女性スタッフには、次回、ABC山田から掛かってきたときは、「別の担当者に代わります。」と言って、私に電話を回すように指示しました。

 

その翌日、女性スタッフから、電話の取り継ぎがありました。

女性ス:「○○所長。また、ABCの山田様なんですが。『別の担当者に繋ぎます。』と言ってあります。」

 

私:「もしもし。お電話代わりました。」

山田:「あ、所長様でいらっしゃいますか?」

私:「いえ。違うのですが、、、。申し訳ございませんが、どちらへのお電話でしょうか?」

私は、別の担当者になりすまして電話対応します。ABC山田も1日に何百件と電話してるでしょうから、3日前の私の声なんて覚えてはいないようです。

山田:「先日、そちらの所長様にお電話したのですが、お話の途中だったもので。所長様はお席にいらっしゃいますか?」

私:「あぁ。所長宛てのお電話でしたか。大変失礼ですが、会社名とお名前をもう一度お願いできますでしょうか?」

山田:「ABCの山田と申します。」

私:「ABCの山田様ですね。今回はどのようなご用件でしょうか?」

山田:「ですから、先日の、所長さんとの話の続きなんですけどぉ。所長様をお願いします。」

私:「申し訳ございませんが、ご用件を伺ってもよろしいでしょうか?」

山田:「だから、所長さんと話の続きをしたいんですよ。」

私:「大変申し訳ございません。用件が判らないお電話は、お繋ぎできない社内のルールになっておりますので、ご用件をお伺いしてもよろしいですか?」

山田:「エリアの営業担当が変わったご挨拶のお電話なんですけどぉ。」

私:「どのような商品サービスをお取り扱いの会社様ですか?」

山田:「えーとぉ。ライフプランのご紹介なんですけどぉ。」

私:「そのご用件で、弊社の所長宛てへのお電話ですか?」

山田:「はい。そうです。」

私:「大変申し訳ございませんが、そのような用件で、社員個人宛ての営業電話は、一切、お取り継ぎできない会社ルールになっておりまして、お繋ぎできかねます。申し訳ございません。」

山田:「この前は、取り継いでもらいましたけどぉ。」

私:「申し訳ございませんが、会社のルールですので、お繋ぎできないんです。大変申し訳ございません。」

山田:「そうですかぁ。。。わかりました。」

私:「それでは、失礼いたします。」

終了です。

 

その後、ABC山田から掛かってくることはありませんでした。もし掛かってきたとしても、私は所長ではない誰かになりすまし、所長に取り継げない社内ルールを盾に、申し訳なさそうにお断りするのです。

 

その後も、ABC社からは、何度か別の担当者から掛かってくることはありますし、不動産投資の勧誘電話は、別の会社からも、よく掛かってきます。手法は似たり寄ったり。

たまに、ヤバイ奴もまだまだいます。

取り継がないと暴言を吐いたり、罵声を浴びせながら電話を切る奴もいます。所長に取り継がない事を、まるで大問題かのようにまくしたて、本社経由で所長に通報してやるぞ、と脅してくる場合もありました。私自身がその所長なのにね。

 

それらの会社名と「不動産投資」でネット検索すると、企業ホームページは実在し、それなりの不動産事業を展開している会社が多いようです。

また、掛かってきた電話番号をネット検索すると、いろいろ口コミが出てきます。私と同じように、みなさん不愉快な思いをされているようですね。

 

以上、ヤバい奴のお話でした。

みなさん、お気をつけください。